治りにくい病気への対応(その2)

いきなり末期がんと宣告された方へ

 

末期がんとは、余命1年以内と宣告されたがんと定義できますが、二種類あります。

一つはある程度長きにがんに侵されていよいよ別れが近づいてきた場合と、元気だと思っていて少し調子が悪いので診察したら、大きいがんがあり転移も見られ、末期がんと宣告

された「いきなり末期がん」です。

私が顧問医となっているアメリカ人のレックスさんというホテル経営者です。レックスさんは、日本で会社を経営していましたが、生命保険の契約更新となって、保険会社の指定する千葉の大病院で快適健康診断を受けたところ、腎臓がんが見つかりました。精査の結果腎臓に8×5cmの大きいがんがあり、全身3か所の転移がみつかりました。そして、

余命半年といきなり宣告されました。それから3年後に自分のような境遇の方へのホテル経営を思い立ち、居抜きで保養所を買い、ホテル経営に移りました。

その頃に、レックスさんを紹介され、毎月ホテルにレックスさんと末期がんの患者さんのために一泊二日しています。自分への休養の意味もあり楽しみです。気づいたことは

元気と思っていた方が、いきなり末期がんと宣告される方が少なくないことです。こういう方は宣告されても「全く死ぬ気がしない」という気持ちを続行すると長生きできます。レックスさんは26か所がん転移が見られますが、今年で宣告依頼9年目を4月6日に迎えました。

歩いていて階段も自力で上がれ、レックスさんが運転して,おいしい所に食べにゆくのも私の楽しみの一つです。PET検査で見ると、赤く染まる転移場所は数か所ですので、がんも涸れてゆくのではないかと、本年2月に東方医学会で発表しました。

なぜに長く元気に長命できるのか考えると、本人の死ぬ気がしない、今日も元気で多忙という意欲、主治医のいうことを聞かない抗がん剤の使い方、温泉と様々な健康グッズなどが効を為していると思っています。

いきなり末期がんの方がホテルに訪れますと、ホテル三階で僧侶資格のあるレックスさんと、医師の私のありがたい話を聞き、がん対策としてのプチ断食修行もあります。いきなり末期がんと宣告されても、落ち込まず明るい未来をもらうべくホテルにいらっしゃってください。

連絡先;まほろば東京クリニック 03-6715-8922

(毎月、第1日曜・月曜です)

RCSホテル(伊東駅徒歩十分) 0557-35-9218